個性的な描写のオールドレンズが欲しい!
そんな方へ大推薦のレンズです。
Kino Precision Kiron 28mm F2
埼玉県比企郡ときがわ町に拠点をおくキノ精密工業により1980年から1988年に国外でのみ発売されたレンズ。
日本での知名度に反して海外では絶賛されたレンズで知る人ぞ知る一本です。
先ずは6枚目〜の作例を見ていただければこのレンズの凄さがお分かりいただけると思います。
近接撮影時の強烈な収差による独特な描写。
放射状に流れる多数のバブルボケ、虹色ゴーストの発生、しかし中心部のピント付近はしっかり解像している。
9枚目の様に絞り込むとしっかり風景撮影もこなしてくれます。
焦点距離28mmというと一般的な廉価レンズとしては開放F値2.8が定番。
F2.8に対してF2たった一段とはいえ2倍の明るさとなる為設計も非常に難しくなるようです。
いわゆる高級レンズの部類に入ります。
鏡胴やレンズもNikonのものに比べても見劣りしない作りの良さです。
NIKKORはフローティング機構を取り入れ近接撮影時の収差を抑え込むことに注力されています。
こちらのKironはフローティング機構はなく近接時はNIKKORに比べて収差が目立つ(目指す方向性が違う)といえます。
しかしこの収差による独特な描写が今の時代となっては大変な価値となります。
使用時にピント位置を近接から離していくと真面目な描写へと変わり、開放では広角ながらF2によるボケ味や立体感の表現も可能。
周辺減光も強めに出ますがそれも個性と云えるでしょう。
もちろん絞り込めばしっかり風景描写にも使用できます。
撮影距離と被写体、被写体と背景の距離を考えて狙って写真を撮る面白みや知識が身につくレンズでもあります。
レンズの状態
カビやクモリは見当たりません。
マウントはNikon FマウントのAiです。
まだまだ国内では一部での評価に留まるレアなレンズで大変オススメです。
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